旅行豆知識:台風直前に旅行会社がツアーキャンセルを勧めてきたら受け入れるべき3つの理由

いよいよ夏休みも近づき、夏の行楽シーズンも本番です。

夏から秋にかけて、どうしても避けられないのが台風。そりゃお天気ですから、いくら来るな来るなと願ってもいつかは来てしまいます。

地震などと違い、台風は突発的に起こるものではなく、日本を南から北へと通り過ぎていく、目に見える旅行の天災です。

そのため、たとえば台風が直撃して飛行機が飛ばなくなってしまう、ということが予想される場合、旅行会社によっては、キャンセル料無料でツアーをキャンセルさせてくれることがあります。

旅行会社からこの申し出があるというのは、相当高い確率でツアーの催行に支障をきたすということなので、できることなら素直にキャンセルするべき。

・・・でもね、いらっしゃるんだそうです。
台風が来るとわかっていても、ツアーキャンセルしない人。

とはいえ、その人の気持ちを想像するのって、そんなに難しくありませんよね。もしその参加者が、一生懸命仕事をこなしてやっともぎ取った休暇なら、よほど旅行を楽しみにしていたはずで、無理やりにでも行ってしまおう、思っても不思議はないでしょう。

こういう旅行者がいた場合、旅行会社はどうするか・・・。もちろん、ツアーを催行します。一人でもお客さんがいる限り、天変地異に関係なく(旅行者の安全が確保できる程度である限り)ツアーは始まります。

始まるんですけどね・・・。旅程通りにツアーが進むなら、もちろん万々歳です。でも、そうならなかった場合、台風の中の強行軍は非常にリスキー。

基本的には、どんな事情があろうとツアーキャンセルすることをオススメいたします。

恐らくこのリスクは、想像よりずっと重いはずです。なにせ、嵐の強行軍に参加したがために、多くのお金と時間を失ってしまうことにもなりかねないのですから・・・。

 

理由その1: 楽しめない

この理由が一番シンプルで分かりやすいですね。もし、そのツアーの観光地が野外だったら、大雨と突風の中観光するハメにもなりかねません。添乗員は、よほどのことがない限り、必ず行程表に書かれている観光地に連れて行ってくれます。逆を言えば、どんな天候であろうとも、ツアーに参加する以上はすべての観光地をまわらざるを得ません。

添乗員の権限は、観光地の順番を入れ替える程度まで。

「今台風だから、屋外の観光地はパスして屋内の観光時間を長くしよう」なんてことは出来ないのです。

 

理由その2: お金を失う

それも、ツアー参加のために支払った代金以上に、です。

なぜか?

たとえば、もし貴方が沖縄の島々をめぐるツアーへ参加し、帰る日にちょうど台風が沖縄に上陸してしまったとしましょう。飛行機は全便欠航で、仕方なく今日は那覇でもう1泊し明日の出発を待つことになります。

この場合の宿泊料、さて、果たして誰に請求が行くかというと・・・。

きっとその日の晩に、貴方のお部屋に申し訳なさそうな表情で訪ねてくるでしょう。「今日の延泊ぶん、集金させてください」と。

根拠は標準旅行業約款(募集型企画旅行契約の部)の第13条にあります。

当社は、天災地変、戦乱、暴動、運送・宿泊機関等の旅行サービス提供の中止、官公署の命令、当初の運行計画によらない運送サービスの提供その他の当社の関与し得ない事由が生じた場合において、旅行の安全かつ円滑な実施を図るためやむを得ないときは、旅行者にあらかじめ速やかに当該事由が関与し得ないものである理由及び当該事由との因果関係を説明して、旅行日程、旅行サービスの内容その他の募集型企画旅行契約の内容(以下「契約内容」といいます。)を変更することがあります。ただし、緊急の場合において、やむを得ないときは、変更後に説明します。(太字強調は記事投稿者)

長ったらしいのでざっくり言うと、旅行会社のせいじゃない理由で、やむを得ず旅行代金が変更される場合は、旅行者に減額分を返金したり、旅行者から増額分を集金するよ

ということ。

今回の例で言うと、台風のせいで飛行機が欠航するのを旅行会社はどうしようもありませんから、やむを得ず発生した延泊分の代金(ツアー料金の増額分)を、旅行者が支払う必要があります。

せっかく楽しい旅のはずが、無理して参加したばかりに追加料金まで請求されてしまうのは、かなり悲しいですよね。

 

理由その3: 時間を失う

その2を読んで頂ければおわかりかと思います。

飛行機が1日欠航すれば延泊せざるを得ません。そして、延泊するということは旅行先からの帰宅が1日遅れるということです。旅行後からすぐ仕事に行くはずだった旅行者も居るでしょう。でも仕方がないんです。だって交通手段がないんですから。

===

以上、台風を目前にしたツアー参加は危ないよ、というお話でした。

ちなみに、キャンセル料が発生する期間中に、手数料無料で解約するには、”旅行会社からの申し出”があることが条件です。

もし旅行会社からの申し出がない場合は、ちょっと天気が悪くても参加するか、キャンセル料を支払って解約するかの二択になります。

今回のお話は、あくまで旅行会社から解約の申し出があった場合、ということで。

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