旅行豆知識:知っている旅行人は得をする!『特別補償規定』

今、私の手元にある近畿日本ツーリストのツアーパンフレット。

裏面には、こまかーい文字かたくさん並んでいます。

その中に埋もれるように、こんな事が書いてあります。

===

特別補償

当社は、お客様が企画旅行参加中に急激かつ偶然な外来の事故により、その身体、生命又は手荷物の上に被った一定の損害について、あらかじめ定める額の保証金及び見舞金を支払います。

===

一読するだけでは「なんだか裏がありそうだなあ、保証金や見舞金をもらうのに、面倒だったり、条件があったりするんだろうなあ」と、スルーしてしまいそうな文章。

でも、最近、旅行業界の方にお話を聞く機会が沢山ありまして、この『特別補償』というものの詳細を教えてもらったところ、めちゃめちゃ使える補償だと知りました。

これはぜひ皆さんと共有しなければ!と、さっそく記事を書き起こしました。特別補償規定についてご存じない方はぜひご一読を!

1.特別補償ってなに?

特別補償規定は、標準旅行業約款(ほとんどの旅行業者が利用している約款)のなかに記載されているもので、企画旅行中に旅行者が死亡・ケガ・携行品に損害を被った場合に、特別補償規定に基づいて旅行会社から保証金が支払われる規定です。

企画旅行とは、すごくざっくり言うとパッケージツアーのこと。(修学旅行や視察旅行みたいなオーダーメイド型の企画旅行もあるんですが、今回は個人利用を想定し除外)

2.いくら支払われるの?

基本的には、下記の5項目について支払われます。

・死亡補償金 国内旅行1500万円 海外旅行2500万円
・後遺障害補償金 後遺障害に応じて、死亡補償金の3%~100%
・入院見舞金 入院期間に応じて、 国内旅行2~20万円 海外旅行4~40万円
・通院見舞金 通院期間に応じて、国内1~5万円 海外2~10万円
・携帯損害補償金 最高15万円まで(携帯品1個あたり10万円限度)

※会社によって細かい決まりがあるそうなので、よくよく契約書を読み込む必要あり

3.どんなところがお得なの?

私が感動したのは、想像していたよりずっと、特別補償規定の適用範囲が広いこと。

まずこの特別補償、ツアー参加中であれば、旅行会社に責があるか否かにかかわらず支払われます。

ホテルへの置き忘れや、わざと紛失した、など、完全に自分が悪い場合はもちろん対象外ですが、携帯電話の盗難や、偶然取り落として壊れてしまったカメラ、事故によるケガなどを、特別な契約なしに補償してくれます。

※ちなみに、もし旅行会社に責があれば、特別補償ではなく賠償金になるそう。

また、 添乗員さんや現地係員さんと一緒にいる必要もありません。たとえ自由行動中であっても、この規定は適用されます。

ということは・・・?

飛行機とホテルがセットになった 楽天トラベルのANA楽パックも企画旅行の一種なので、この特別補償規定が適用されちゃいます!

もちろん、飛行機とホテルを自分で個別手配した場合、企画旅行にはならないので、特別補償規定は適用されません。
お手頃で、ANAでチケットを取るよりキャンセル条件が緩くて、しかも補償も付いてくる。
改めて、ANA楽パック、お得だなあ・・・。

※ANA楽パックの特別補償規定詳細はこちら

もちろんANA楽パックに限らず、自由行動主体であっても企画旅行であれば基本的に特別補償規定が適用されます(まれに例外もあるらしいので都度確認を。)

4.旅行会社はなんで特別補償規定を説明してくれないの?

旅行会社の窓口でツアーを予約をする場合でも、特別補償規定について説明してくれるところは相当少ないんじゃないかと思います。(聞いたら教えてくれるだろうけども)
私も説明してもらったことがなく、最近まで知りませんでした・・・。

こんなにツアー客にお得な規定なら、顧客サービスと思って、ついでにちょろっと説明してくれてもいいのになーと思って聞いてみたところ、あえて積極的に説明しないのは主に2つの理由があるそうで。

その1.手間が増えるから
当たり前と言えばそうなんですが、説明する手間、補償が発生した場合の手続きの手間などを考えて、ぶっちゃけあんまり使ってほしくないよね・・・。というのがひとつ。

その2.旅行保険を売りたい
旅行に行く際にかける旅行保険のインセンティブも、旅行業者にとって大切な収入源のひとつ。もし、旅行客に『最低限の補償がある』と知られてしまうと、旅行保険に入る人が減るので、あえて説明せず旅行保険を勧めたい、というのが本音のようです。

万一、旅先の自由行動中に壊れた、すられた、ケガをしたなんてことがあったら、旅行保険を受け取るだけでなく、忘れずに旅行会社にも特別補償を請求しましょうね!

※確実に補償を受けるために、警察へ届け出をして、その証明をもらっておくのが大切だそうです。

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